タイヤ・車の基礎知識: 2006年6月アーカイブ

先日の記事「空気圧調整」に関連しますが、今日は窒素ガスについて説明したいと思います。みなさんもご存知タイヤの中には普通、空気が入っていますよね。そのタイヤに空気の変わりに「窒素ガス」を入れると いろんなメリットがあるんですよ!


もともと、空気の約78%は窒素で、21%が酸素、あと1%はいろいろ。という組成で出来ています。ここでは、タイヤに窒素ガスを入れて78%の窒素を100%近くにしよう!という訳です。では何故、タイヤ内を100%の窒素にしたいのか・・。

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先日、タイヤ内の空気圧は少しずつ減っていくと説明しましたが、ゴムを透過するのは空気中の窒素以外の物がより多く透過し、窒素はかなり少ないのです。なので、タイヤ内の窒素を多くする事で、空気タイヤの3分の1程度しか抜けないです。また、タイヤ内部が100%窒素ガスになることで分子間の運動もスムーズになり、微量ながら燃費向上とタイヤの磨耗抑制につながります。他にも窒素は金属と反応しないためホイールが錆びない、不燃性だからタイヤからの火災を抑制出来る、温度変化による圧力の変化が少ない、といった利点があります。


まとめますと、タイヤに窒素ガスを入れると 空気圧の長期維持・燃費の向上・タイヤ寿命の向上・乗心地の上々・ロードノイズ改善・ホイールの酸化・劣化を防ぐ・バーストの危険性が減る などのメリットが盛りだくさん!

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ここで理屈を知るより、実際にみなさんのタイヤに窒素を入れてもらって体感してもらうのが1番だと思います。当店お客様に薦めた結果、9割近くのお客様が「なんか違うなぁ!」と感じとって頂けました。1割のお客様が感じとって頂けなかった理由は、新品タイヤやタイヤ・ホイールセットを購入頂いた時、同時に窒素ガスを入れて頂き「空気の入ったタイヤと比べなかった」という理由があるからです。皆さんも窒素ガスの本当の良さを感じて頂く為にも、新品タイヤ購入と同時に窒素ガスを入れるのではなく1週間~走行されてから窒素ガスを入れて頂く事をお薦めします!!


当店では、乗用車タイヤ1本¥525(工賃・税込)・四駆タイヤ1本¥630(工賃・税込)・窒素N2キャップ¥525(1台分)。当店で窒素入れて頂いたお客様に限り、窒素圧調整&補充は無料!でさせて頂いております。


・空気圧の長期維持
→窒素ガスはゴムへの拡散速度が酸素の1/3なので長期間タイヤの内圧が安定します。
・ロードノイズ(走行音)が静かになる
→音の伝達速度が空気に比べ遅いので、道路の継ぎ目などのノイズを拾いにくくなります。
・燃費向上
→タイヤの内圧が長い期間安定するので、燃費が向上します。
・ホイールの酸化・劣化を防ぐ。錆び防止。
→水分や酸素を含まないので、タイヤ・ホイールの酸化・腐食を防止します。
・走行安定
→タイヤの温度が上昇しても内圧の変化が少なく、走行が安定します。

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今日は、タイヤの基本でもある空気圧点検の説明をしたいと思います。
皆さん、自分の車のタイヤ空気圧点検・調整されていますか?空気圧点検は一ヶ月に1回をお薦めします。タイヤの空気圧は自然に減っていきます。簡単に言えば、膨らました風船がしぼんでいくのと同じ原理ですね!車&タイヤにとって、空気圧というのはとても大切な事なんですよ!皆さん、自転車に乗った事ありますよね?空気の少ない自転車は、ハンドルが重たいしペダルをこぐのも疲れますよね!車も同じですよ。運転者は椅子に座ってアクセルを踏むだけですがエンジンがペダルをこいでくれてるのですよ!!
ちょっと昔の事を思いだしました。僕が専門学校生の頃、友人と50ccの原付バイクで通っていましてね、信号で並んだ時はいつも競争していました。でも、毎回僕は友人に突き放されて行きました(泣)ある日、ガソリン補給のついでに何気に空気圧調整してもらいました。すると、一転して僕が友人の原付バイクを突き放して行きましたよ!!友人も僕もビックリして大笑いしました。その日以降、友人とエア圧補充ばかりしていました(笑)
空気圧が適正でないとタイヤの特性(グリップ力・静粛性など)が100%発揮されません!
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空気圧は、タイヤサイズ・車種によって異なります。基本的には、運転席ドアを開けたドアかボディー(画像)に記載されていますので確認して下さい。(記載値より0.2KPa(㎏/㎠)ぐらい高い目に調整した方がいいかも・・)ホイールのインチアップ・扁平タイヤの場合 多い目に調整しましょう。
空気圧調整を定期的に調整していると、パンクの早期発見も出来ます。タイヤ1台分のエア圧を同じに合わす為、1本だけ空気圧が減っているとパンクの可能性が高い!という訳です。パンクに気づかず走行していると、パンク修理可能タイヤもパンク修理不可能になってしまいます。
※スペアタイヤの空気圧調整も忘れずに!!

空気圧不足
タイヤに熱を持ちすぎる・バースト(タイヤ破裂)の原因・磨耗が早い・タイヤの両肩(内と外)がよく減る・燃費が悪くなる・操縦安定性を損なう(ハンドルが重い)・etc
空気圧過多
タイヤの真ん中がよく減る・異常摩耗をおこしやすい・縁石などで傷を受けやすい・はねるような乗り心地になる・etc
※空気圧はタイヤの熱によって前後する為、タイヤに熱をもっていない走行前に点検するのが適正でしょう。


 

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