大型車輌インパクトレンチ トルク検査結果

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大型車用トルクレンチ! その問題点・・・
結論から言えば、大型車輌のトルクレンチ管理(トルクレンチを使っての増し締め)は非常に困難。。。ならば、とりあえず当店で普段行っている締め付けトルク(ナットの締め付け力)に問題がなければ、ナットが緩むことはないだろう・・・という訳で、検査していただきました!当店でいつも使用している、インパクトレンチ(ナットを締める工具)&エアホースで検査していただきました。インパクトレンチの強弱調整ダイヤル(4段階)とエアーホースの太さによっても締め付ける力は違ってきます。(水道のホースでも太いのと細いのでは水圧が違うのと同じ考えです。)
大型車ホイール・ボルト&ナット トルク検査.jpg
検査台にホイールを装着し、大型車輌のボルト・ナットは8本。ナットを締め付けると、それぞれのボルトにどれだけの締め付け力が加わっているか数値が表示さる装置になっています。
普段通りの締め付け作業をしました。8本のナットを均等に締め付けましたが、
ボルト・ナット 締め付けトルク測定値.jpg
画像のように、[8.8] [10.4] [14.1]と、残りの5本もバラバラの数値でした。8本全て均等に強く締め付けてるつもりが、こんなに差が出ていました(泣)。「締め付け力が足りないのかなぁ・・・」と思ったら、更にこれをコンピューターで計算されたデータを見ると、当店のインパクトレンチでの締め付け力は問題ないのですが、ホイール穴の広がり&ボルト・ナットの錆び等が原因で、100%の締め付け力が伝わっていないことが証明されました。
結果、当店で普段行っている作業(締め付け力)には問題ないのですが、ホイール&ボルト・ナットが古くなってきたり錆びが出ている時は、いつも以上に増し締めしないといけない!ということでした。やはり、新品のホイール&ボルト・ナットとは訳がちがいますね。ほんと大型車輌の脱輪事故が起こらないよう規制改正してもらいたいですね!!

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この試験は、どこで行っているのですか?
この試験機は御社所有のものなのでしょうか。
興味深い試験機です。教えていただけないでしょうか。宜しくお願い致します。

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このページは、YOSHIKIが2007年8月 6日 09:36に書いたブログ記事です。

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